NSBlogger

意識高いブログ

WWDC2015で発表されたiOS9 Search APIsまとめ

Search APIs

iOS9から「Search APIs」というのが登場します。これはSpotlightで色んな情報を検索でき、Spotlightからアプリにスムーズに遷移できるものです。たとえば、「東京駅」と入力すると地図アプリが推奨され、タップすると現在地から東京駅までのルート案内が表示されたり。WWDC2015のデモでは、「ポテト」と入力すると、料理アプリのレシピページへ直接遷移するものがありました。この機能を使うためにはネイティブアプリ側でいくつか設定をする必要がありますので、以下に紹介しますね。

続きを読む

iOS7以降でUITableViewCellをカスタマイズするときに気をつけること

iOS7以降のUITableViewCell

UITableViewのセル単体を管理するためにUITableViewCellを使います。iOS7以降になると標準のUITableViewCellの左端に微妙な隙間ができました。UITableViewCellをカスタマイズせずにそのまま使う場合は問題ありませんが、カスタマイズする場合はこの点に気をつける必要があります。

続きを読む

UIImageがベタ塗りされたときの対処法

UIImageがベタ塗りされる

ちゃんと画像を指定しているのに、真っ白になったり真っ黒になったり画像が1色でベタ塗りされたことがありました。そういえば、iOS7対応したときにいろんな画像が青色にベタ塗りされた記憶が…。ということで調べてみた結果が下記です。

続きを読む

AutoLayoutとうまく付き合うコツ

AutoLayoutと仲良くなった

ぜんぜん言うこと聞かないからAutoLayout大嫌いだったんですが、接し方を変えたら言うこと聞くようになったので、そのコツを紹介します。

続きを読む

Images.xcassetsでアプリのアイコンから光沢を消す

Images.xcassets

Xcode5から画像を一元管理できる仕組みとしてImages.xcassetsが登場しました。9Sliceも簡単に設定できたり便利です。

アイコンに光沢が…

Images.xcassetsに画像を全部移行した後、アプリをインストールするとなぜかアプリのアイコンに光沢がかかってしまいました。
f:id:Kamekiti:20150314182347p:plain
設定が間違っていたようで、「iOS icon is pre-rendered」にチェックをいれると光沢がなくなりました。 

UIWebViewで特定のURLの末尾にパラメータをつける

UIWebViewでページを読み込む前のイベントをキャッチ

- (BOOL)webView:(UIWebView *)webView shouldStartLoadWithRequest:(NSURLRequest *)request navigationType:(UIWebViewNavigationType)navigationType {
//WebView内のロードする前に呼ばれる
}

UIWebViewDelegateの「webView:shouldStartLoadWithRequest:navigationType:メソッドを使えば、WebViewでページを読み込む前のイベントをキャッチできます。つまり、WebView内でリンクをクリックしてそのページが読み込まれる前に呼ばれます。navigationTypeでクリックしたかどうかなどを判定できます。

http, https以外のリンクは特定のアプリにとばす

- (BOOL)webView:(UIWebView *)webView shouldStartLoadWithRequest:(NSURLRequest *)request navigationType:(UIWebViewNavigationType)navigationType {
    NSString *urlScheme = request.URL.scheme;
    if (![urlScheme isEqualToString:@"http"] && ![urlScheme isEqualToString:@"https"] && [[UIApplication sharedApplication] canOpenURL:request.URL]) {
            [[UIApplication sharedApplication] openURL:request.URL];
            return NO;
    }
}

引数の「request」からURLを判断して、特定のアプリになげることも可能です。returnをNOにすることで、WebView内でのロードをストップさせてます。

特定のURLの末尾にパラメータを付加

- (BOOL)webView:(UIWebView *)_webView shouldStartLoadWithRequest:(NSURLRequest *)request navigationType:(UIWebViewNavigationType)navigationType {
    NSString *url=request.URL.absoluteString;
    NSString *param = @"smartphone=1";
    NSRange extraParam=[url rangeOfString:param];
    NSRange hatena = [url rangeOfString:@"?"];
    NSRange conditionURL =[url rangeOfString:@"hogehoge.com/hoge/"];
    
    if(extraParam.location == NSNotFound && hatena.location == NSNotFound && conditionURL.location != NSNotFound){
        url = [url stringByAppendingString:[NSString stringWithFormat:@"?%@", param]];
        NSURLRequest *newRequest=[NSURLRequest requestWithURL:[NSURL URLWithString:url]];
        [_webView loadRequest:newRequest];
        return NO;
    }else if (extraParam.location == NSNotFound && hatena.location != NSNotFound && conditionURL.location != NSNotFound){
        url = [url stringByAppendingString:[NSString stringWithFormat:@"&%@", param]];
        NSURLRequest *newRequest=[NSURLRequest requestWithURL:[NSURL URLWithString:url]];
        [_webView loadRequest:newRequest];
        return NO;
    }
    
    return YES;
}

次に表示するURLに特定の文字列が含まれている場合、それを付加するという処理になっています。パラメータがある場合とない場合で連結する文字が「&」「?」で変わるので分岐してます。
あとはloadRequest:メソッドで文字列を付加したページを読み込みにいけばOK。

パラメータを付加しない場合もあるので、その際はそのままWebView内の処理を続ければよいのでreturn YESを返しておきます。

Watch Kit AppとiPhone App間でNSUserDefaultsを使ってデータ共有をする

Watch Kit AppとiPhone Appのデータは別管理

基本的にWatch Kit AppとiPhone Appがそれぞれ保持するデータ領域は別々に管理されています。したがって、下記の設定を行わずにNSUserDefaultsを使ってみると、Watch Kit Appで保存したデータはWatch Kit Appからしか利用することはできません。逆もしかり。
Watch Kit AppとiPhone App間でデータ共有できたらいいなぁと考えますよね。
そんなときはApp Groupsを設定してあげればOK。

App Groupsを作る

Watch Kit App はiOSのExtentionと同じ仕組みで動作します。
iPhone Appとのデータ共有をする際は、App GroupsというIdentifierを使う必要があります。
f:id:Kamekiti:20150215234833p:plain
作り方は簡単。iOS Dev Centerの「App Groups」から新規にIdentifierを設定します。
名前は「group.jp.co.hogehoge」みたいな感じで、接頭辞に「group」をつけることが推奨されています。

App GroupsをXcode上で設定する

f:id:Kamekiti:20150215235027p:plain
XcodeのTARGETから「Capability」タブを選択し、App GroupsをONにします。
さきほど作ったIdentifierを設定すれば完了。
ちなみにこの作業はiPhone AppのTARGETとWatch KitのTARGET両方に設定する必要があります。片方にしか設定していないとデータ共有がうまく行われません。

NSUserDefaultsからデータの読み込みおよび保存

App Groupsを作ればあとは、いつものようにNSUserDefaultsを使えばデータを共有することが可能です。

データの保存

NSUserDefaults *storage = [[NSUserDefaults alloc] initWithSuiteName:@"group.jp.co.hogehoge"];
[storage setObject:data forKey:WATCH_APP_KEY];
[storage synchronize];

データの読み込み

NSUserDefaults *storage = [[NSUserDefaults alloc] initWithSuiteName:@"group.jp.co.hogehoge"];
NSData *data = [storage objectForKey:WATCH_APP_KEY];
NSArray *array = [NSKeyedUnarchiver unarchiveObjectWithData:data];

NSUserDefaultsでinitWithSuiteName:を使ってApp GroupsのIdentiferを使って情報取得する必要があります。